額のチャクラは、いわゆる第三の眼というものと同じなのかもしれないが、洞察力をつかさどるとされている。
他の生物ならいざしらず、人間ではあまり発達していない松果体などの脳の奥まった部位にあるのではといわれている。
もう絶版になっているかもしれないが、むかし、学習研究社のムーブックスから蹟見冠の『第三の目獲得法』という本が出ていて、ここに第三の眼を開く方法が詳しく載っていた。
この本にはたしか「テープ瞑想」(TMC瞑想法)という名前で、第三の目を開く方法が掲載されていて、それはカセットテープに自分の声で一定の内容を吹き込んで、それを聞きながら瞑想するというものだった。
当時はソニーのウォークマンのような携帯の磁気テープレコーダーが主流だったのでこうした名称になっているが、今ならばMDやボイスレコーダーに自分の声を吹き込んで、もっと容易にできるかもしれない。
吹き込む内容だが、前半は「つま先から力が抜けたー」のような、自律訓練法と同じで筋肉を弛緩させるものだ。
自律訓練法を応用したチャクラの開き方は、過去ログの「アナハタチャクラの開き方」の項目で紹介しているが、それとだいたい同じと考えてよいだろう。
筋肉そのものというよりも、筋肉の緊張を和らげることにかこつけて、心を弛緩させるという役目をもったものと言ったほうがよいかもしれない。
そうしたあとで、後半には「私は家族がそろって健康で快適に住める家が欲しい」とか、「作家としてデビューしたい」とか、自分の願望を文章にまとめて吹き込むのだ。
最後に、「これから私が3から1まで数えると完全に目が覚めます。それでは数を数えます。3、2、1。すっかり目が醒めてとってもいい気持ちです。」のように、自己催眠を解除する文言を入れておく。
注意点としては、自分の声で吹きこんでおくこと、30分以上の長時間だと体に負担がかかるので長くても30分以内、最初は10分程度にとどめるということがあった。
それから、「死んでも願望を達成する。」のような、覚悟はわかるがネガティブな表現、実現しては困る表現は入れないようにするというのも厳守事項だ。
単なる比喩であったとしても、潜在意識が「文字通り」に認識してしまうおそれがないとも限らないため、あらかじめテープに吹き込む前にチェックしなければならないということだ。
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