2015年7月30日木曜日

西野流呼吸法と不思議世界へのかかわり

健康づくりでも超能力開発でも精神統一でも何でもよいが、人間の側が主体的にできる取組みとして、呼吸のしかたが大事だということはしばしば言われている。

私と不思議な世界へのはじめてのかかわりといえば、小学生のころ、雑誌のなかの特集記事で、「西野流呼吸法」の紹介記事を見たことが挙げられる。

今はもうやっていないが、テレビの「水戸黄門」シリーズでお色気担当の由美かおるが、50代になっても美しいプロポーションを維持できる秘密が実は「西野流呼吸法」という触れ込みだった。

「西野流呼吸法」の簡単なエクササイズについても、写真つきでいくつか説明されていたように思う。

たぶん実際の「西野流呼吸法」とは似ても似つかないものかもしれないが、この雑誌の記事を参考にして、ともかく当時の私が見よう見まねでやっていたエクササイズというのは、簡単な呼吸法を毎日10分から30分くらい、延々と続けるというものだった。


1 まずはあぐらをかいて座る。

本当は仏像の結跏趺坐(けっかふざ)のような、両足を組む方法がよいのだろうが、足がしびれるし疲れるので途中であぐらに変えた。
これの亜流で半跏趺坐(はんかふざ)といって、両足ではなく、片方の足をもう片方の上に乗せるような組み方もよさそうだ。
ただし、猫背にならないように、上体を起こして姿勢は正しくするということには気をつけたい。


2 腹(肚という漢字のほうがよいかも)の奥から溜まっている汚い空気をしぼり出す。

両手を丹田(へその下2、3センチくらい)の前数十センチくらいのところで組んでおく。
次に肚の奥まで思い切り、しかもゆっくりと空気を吸い込む。
空気を吸い込むのにあわせて、組んだ手は徐々に丹田に近づけて、丹田にぴったり付けるところまで持ってくる。
ちょうど大きな注射器のピストンを丹田に向かって押して、肚に溜める空気を圧縮するような感じをイメージする。


3 数秒間そのまま空気を溜めて、お腹がふくれた状態のまま息を止めて保つ。

空気というよりも、気功でいうところの「気」が溜まっているのをイメージするとよい。
それが息を止めている間じゅう、肚のなかに染みわたるのだ。


4 数秒間したら今度は思い切り肚のなかの空気を吐き出す。

この吐き出すときには逆に、丹田にぴったりと当てて組んでいた手は、徐々に丹田から離してもとの遠くの位置まで移動させる。
これも腹の中の空気の量に比例して、注射器のピストンが元に戻っていく感じをイメージする。


こうした呼吸法を何回も繰り返すというものだ。

はじめは虚弱体質が治れば儲けもの、のような感じで続けていたが、2週間ほどして変化があった。

どうも知らぬ間に、気功、仙道でいう「小周天」のようなものの入口に差し掛かっていたらしい。

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