2015年8月5日水曜日

波動と爬虫類

虫除けのような波動を人工的に合成しても、脳みその足りない虫相手に実用化するのは難しいという話は過去ログのどこかにあると思うが、同じ生物でも爬虫類のようなものはちょっと違う気がする。

もちろん人間の脳の容量から比べれば爬虫類などは取るに足らず、そうした意味では波動魔術的なものの効き目はどうなのかという気はするが、曲がりなりにも神話などに登場することのきわめて多い生き物だ。

ヤマタノオロチの話はスサノオノミコトの武勇とともに『古事記』や『日本書紀』に書かれているし、三輪山の神は小蛇であったとか、『常陸国風土記』には土地の人がヘビを夜刀神として祀っていたという話もある。

まあ、虫については『日本書紀』に大生部多なる人物がアゲハチョウの青虫を常世神として崇めるよう村人に勧めて処罰されたという新興宗教の話もあるが。

こうして見ると、ヘビのような動物については、神の使わしめとしての特別な役目があったり、あるいはそこそこの脳みそを持っているので波動をもって使役しやすいといったことも考えられるかもしれない。

山の中や杜に囲まれた場所柄なので当然といえば当然なのかもしれないが、どうも神社仏閣のような波動の宝庫を訪れるときには、異常な頻度でヘビのような生き物を目にする機会が多いという気がしている。

大神山神社、鰐淵寺、大杉神社、安久津八幡神社、……など、数え挙げるとけっこうな数になるかもしれない。

鹿島神宮のシカ、八幡宮のハト、稲荷のキツネ、熊野大社のカラスのように、神使とされる動物はいくつもあり、なかには境内で飼われているものもあるようで、ヘビはさすがに飼えないが、この一派に含めてもよさそうな感じだ。

ほかにも珍しい動物といえば、鶴岡八幡宮では番のリスを見たし、遠野の山崎のコンセイサマをお参りしたときには、美しい羽をもった国鳥のキジが飛び出してきたことがあったが、コンセイサマにそこまで好かれる理由はよくわからない。

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