2015年8月8日土曜日

スカイフィッシュか人工精霊的なもの(1)

世の中にはスカイフィッシュがいると主張する人がいる。

棒状の身体を持っていて空中を高速移動するため、目には見えないとされる未確認動物、UMAの一種だ。

ハエか何かを性能の悪い家庭用のビデオカメラで撮影したものを誤認したという説もあるが、まあ魚ではなくとも、何らかの通常は目には見えないような存在が虚空をうろついているというのは正しい気がする。

ちっちゃいオッサンとか妖精、あるいは人工精霊、タルパのようなものも同じくくりかもしれない。

私がはじめてこの手の存在を見たのは、朝の4時頃、月が半分照っているような薄暗がりのなかで、ちょうど布団から起きがけのところだった。

はじめは空中にウスバカゲロウでもいるのかと思い、どこから家の中に入り込んだのか、つかまえようと思ってちょっと目を凝らすと、それが変形しだした。

どうも西洋占星術の双子座のマークみたいに、羽の生えた子供というか、天使のつもりなのだろうが、ふたつが合体してウスバカゲロウのように見えていたものが、いきなり分離しはじめたのだ。

その後もずっと見ていると、視界の隅まで飛んでいって、どこかに消えてしまった。

飛び方も3次元的にゆうゆうと空を舞うというのではなく、2次元の紙か何かに書いたマンガを手で動かしているような飛び方だった。

色は銀色というか、無色透明なものが月明かりに反射した光って輪郭が見えた、といった感じだった。

そのほかにも、漢字の「大」の字をさかさまにしたような習字の文字が空に浮かんでいることもあったが、向きがでたらめなので、多分私に見せる気はさらさらなくて、たまたま飛んでいただけなのだろう。

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