2015年8月4日火曜日

断食の方法と体調変化

悩みごとが大きすぎて通常の手段では解決できそうもないと思うと、超能力でも利用して一気に形勢逆転ができないものかと思うのは、私の昔からの悪いくせである。

今のところ精神科に行ったことがないのではっきりとはわからないが、たぶん私は子供のころから発達障害か何かを抱えていて、超能力のような突拍子もないことを本気で信じていたし、今もたいして変わってはいない。

そうした超能力開発の手段として、人間の本能ともいえる三大欲求のひとつを断ち切るという「断食」は、たいへん魅力的に見えたので、何度も実行したことがある。

断食をするにはまず、体を少しずつ少食に慣らしておくのがトラブルを減らすためのポイントだ。

私の場合、簡単な方法として、果実と穀物でできたフルーツグラノーラに牛乳をかけたものを、いわばプレ断食のようなかたちで、断食前の3日程度食べることにして、あとは何も口にしない。

断食の当日は、普通に勉強や読書などをして過ごし、昼間はそれで乗り切れるのだが、夜中は猛烈にお腹が空く。

とりあえず我慢して2日めになると、食べたいという欲求はなくなるが、そのかわりに昼ごろから頭痛がひどくて耐え難くなる。

これは後から知ったことだが、断食中はミネラル、特に塩分が足りなくなって、こうした頭痛の症状が起きやすいらしい。

断食中は水分の補給も重要で、たとえば食塩入りのトマトジュースを随時飲むとか、とにかく塩と水は切らさないようにしたほうがよい。

あとは断食をすると腸に溜まった宿便が排出されるとか、ブドウ糖に代わってケトン体がエネルギー源になって脂肪が減るとか、巷間いろいろと言われている。

宿便などないと言う人もいるが、たしかに妙に粘着質の黒い便が排出されたり、ケトン体のせいなのか尿がやけに生臭いニオイがするとか、いくつかの目立った変化があることは確かだ。

3日めになるとさすがに空腹に耐え切れなくなって、だいたい断食を終了することになる。

断食後はじめての食事は、たとえばおかゆとかスープリゾットとか、胃に負担をかけないものが望ましく、欲望に負けてガッツリ目の食べ物を食べたとしても、おそらく下痢をしてすべて排出されてしまうだろう。

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